美しい名前のお漬物 (11/10)
少し前の話ですが、京都の錦市場に行きました。
さんざん歩き廻って、念願のお漬物屋さんに。
錦 高島屋 (この店名は後で知ったのですが)
いかにも京都のお漬物屋さんって感じで、好きですわ。
お店の人に色々味見をさせてもらって、買ったのが コレ!
優雅な名前の 『静紫の浅漬』 シズムラサキと読みます。
お店のちょうちんにも名前が書かれている。
いいですねえ~
種類は大根ですが、細くて緑と紫の色がとてもキレイ。
すこし辛くて、なんとも言えない上品な風味があります。
ひとつ、新しい味を見つけましたわ。
私は、「ただ京都が好き」 っていうのもありますが、
父が京都の人で、若い頃、折々 京都には連れてきてくれました。
美しい名所がいっぱいありますが、美しい食べ物もいっぱいあります。
数十年前、まだみんながおせち料理を作っていた時代、
私はどうしても可愛い 「手まり麩」 を重箱に入れたくて、
この錦までわざわざ買いに来ていました。
手まり麩
今では この手まり麩 どこでも手に入りますが、
その頃は あまり売っていなくて、師走の忙しい中、
ごった返すこの錦市場に、手まり麩だけを求めて、来たのを思い出しますわ^^
重箱の中で、小さくて可愛い手まり麩が 大きな存在感をもって
鎮座していましたよ。
なんかちょっと その頃が懐かしくなった瞬間でした。
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