セレブの集まり 『メルシーコンサート』 (05/27)
若い頃、声楽とピアノを習っていました。その恩師が7年前から毎年5月にコンサートを開催され、いつも招待してくださいます。題して『メルシーコンサート』。会場は「大阪倶楽部」です。ここは大正時代の由緒ある建物で、今は関西財界人だけが立ち入りを許される会員制の倶楽部です。
その恩師はもう80歳近いご高齢ですが、やはりその声量はとてつもなく、毎回感動をよびます。百数十名が招待され、途中、歌唱指導をしていただきながらみんなで歌います。この写真は歌唱指導されているところです。
うしろに写っている伴奏のピアニストは昨年JRの事故に合われ欠席されましたが、今年は元気な顔を見せてくださり、当時のお話をしてくださいました。あらためて生きている喜びを感じました。
ティータイムをはさんで、第2部は情熱的な衣装に着変えられて「カルメン」など披露して下さり、拍手喝采のうちにお開きとなりました。
そのあと賑やかな懇親パーティがあり、ステキなご馳走をいただきました。招待客の間を先生とスタッフが挨拶に回られ、その物腰の優雅なこと。年に1度のとても上品で華やかでなごやかな時間をすごしました。
『月桂冠』の日本酒セミナー (05/20)
いつもお世話になっている住江織物さん主催の日本酒セミナーに行きました。私はお酒はあまり強くないのですが「スパークリング清酒」というのもあるんですよ、と聞いて飲んでみたいと思いました。
一番左の2本がそれ。写真では見えませんが「ジパング」という名前です。ほんのり甘くスパークリングワインのような味でした。
利き酒用のカップと説明書き。
お酒の造り方や、4種類のそれぞれの違い、お酒と健康の関係など盛りだくさんのお話がありました。帰りにはお酒から作った浴用剤と洗顔石鹸、お酒をいただきました。最近は化粧品にも力を入れているそうです。
利き酒は、愛好家でもない私でも違いがはっきりわかり、楽しい経験でした。
京都・二条城の障壁画 模写室の見学 (05/18)
日本色彩学会のイベントで、二条城の復元模写室の特別見学会に参加しました。
ここは一般には公開されていないそうです。
模写室の入口
内部の一部
左の2枚の障壁画の作業中でした。実際に模写しておられる女性が説明してくれました。最初はオリジナルの上に半透明の紙をおき、写していきます。今度はその紙の下にカーボンみたいなのを敷いて新しい紙に写し、後はそれをなぞって描いていくそうです。気の遠くなるような作業です。
これは将軍の寝所(居間)である「白書院」の障壁画だそうです。
右側の方の模写。横長の板を作品の上に渡し、その上に乗って描いていくそうです。
これは色の説明をされているところ。
左手のは青色の群青(ぐんじょう)、右手のは緑色の緑青(ろくしょう)。容器に入っているのはそれぞれを粉にしたもの。古びた色を出すには、すこし熱をかけるそうです。それで濃くなったものと混ぜ合わせて新しい色を作っていくそうです。
こんな鉱物です。
京都市から1035点の依頼があり、30年をメドにということだったのですが、30年で半分も出来なかったとのことでした。模写した人は裏に記名するそうです。
棚に並べられていた絵の具(粉末)。どれも明るく澄んだ色です。
二条城は国宝ですが、障壁画は重要文化財だそうです。今回は貴重な体験ができました。こんなにも細密な作業のもとに文化財が保存されているんだと知り、感動しました。
このあと、収蔵館〜二条城と見学しました。たくさんの修学旅行、社会見学の子どもたちに出会いました。「将来はあなたたちが頑張って保存していってね」と心の中でひそかにお願いしました。
母の日に思う (05/14)
月に1回 神戸まで出かけて『絵本』のセミナーを受けています。受講生は、ボランティアで絵本の読み聞かせをしている人、子育て中の人、ただ絵本が好きな人、孫に読み聞かせをしたいと思っている人などで10名足らずのクラスです。
前回は、受講生がそれぞれお気に入りの絵本を持参し、みんなを前にして読んで披露し、感想を述べた後、ちょっと重い内容の講座でした。テーマは「現在の子育て環境」。
佐世保の小六女児の同級生殺害事件など、子どもたちの犯罪の周辺を考えるという授業でした。大きな問題なので、言葉で簡単に話せるものではありませんが、子どもの問題行動を小さなうちに家庭内で適切に対処していなかったのが原因です。対処していれば未然に防げたと思われます。親子の信頼関係って本当に大切です。
絵本『いない いない ばあ』には「別離と再会」、「闇と光」があらわされています。
「いないいない」のあとには必ず「ばあ」が来るのです。それが親子の信頼関係なのです。
絵本をとおして「子どもの環境」というものをあらためて考えさせられています。それは私のライフワークになろうとしている『キレないこども部屋』の原点でもあります。
娘が送ってくれたカーネーション。いつも気にかけてくれてありがとう!
とてもきれいでリビングが一段と明るくなりました。
奈良 下下味亭(かがみてい)〜県立美術館〜チョウタリー (05/04)
近鉄奈良駅から少し歩いた所、県立博物館の前に『下下味亭』があります。おしゃれなカフェで、食事はカレーが数種しかありませんが、その味のおいしいこと!有名料亭で修業したシェフが心を込めて作っています。
私たちはお昼前に着いたのでゆっくりいただくことが出来ましたが、帰りには行列が出来ていました。紅茶もおいしく、私はシナモンティをいただきました。手づくりケーキは素朴な味でこれもおいしいです。
そのあと奈良県立美術館へ『スコットランド国立美術館展』を見に行きました。
スコットランド国立美術館は、古都エディンバラにあり150年を誇る英国屈指の美術館です。選りすぐりの秀作95点が展示されていました。
夕方からは、やはり奈良にある知人のアジアン雑貨のお店『チョウタリー』に行きました。オーナーの邸宅を改装されたお店で、インドネシア、ベトナム、タイ、インド、ネパールなどの家具や小物が所せましと並べてありました。
これはお店の玄関にあがるアプローチ。お庭も手入れが行き届いていてきれいでした。
異国情緒あふれる店内。
どれもオーナー自ら各国に出向いて仕入れされます。お茶をいただきながら珍しいエピソードを話してくださり、いつまでいても飽きないくらい魅力的なお店でした。