大阪中之島 中央公会堂 元館長のお話を聞く (06/22)
大学の同窓会の総会が中央公会堂で行われました。ここは平成14年9月に保存・再生工事が終わり、11月より使用が再開されたところです。
特別室での総会の後 今年の3月まで館長をしておられた谷清司氏にお話を伺い、館内を案内していただきました。
この特別室は、2008年にもし大阪でサミットがあった場合、会議は国際会議場ですが、晩餐会はここで開催されるだろうと言われています。中央公会堂の真正面から見た半円形のステンドグラスのあるルネッサンス様式のお部屋です。日本書紀から題材をとった油彩の天井画があります。
ココは中集会室。ダンスホールにもできるそうです。以前は食堂として使用されていて、食を題材とした絵で壁の装飾がされていました。
これは地下にある免震装置。2000㎡に対し、8ヶ所設けているそうです。阪神淡路大震災の時の最大の揺れが45cmだったそうですがこの装置は70cmの揺れにも対応するんだそうです。保存工事の前は長さ約3.6mの松杭が約4000本埋められていたそうです。
その他、あらゆる所で以前のものを部分的に残しながら再生工事されていて、大変興味深く見学しました。
工事費は約100億円。
この日は平日でしたが、貸し会議室の使用は満杯。
『市民に親しまれる重要文化財』に生まれ変わっていました。
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